夫を亡くし、女手一つで息子を育ててきた貞淑な母(千里)は、息子を愛し、支えている。息子(実)は研究の道に進み母に喜んでもらえる仕事をしたいと願う真面目な青年であった。学費が続かず息子を博士課程に進学さ...